PROJECT 4
支援者のニーズ
「令和5年度障害者芸術文化活動普及支援事業報告書」には、全国の支援センターが2023年度に対応した相談支援では、障害福祉関係者からの相談件数が最も多く、相談内容は「発表」「創造」「権利保護」の順に多いと明示されています。障害者による芸術活動の支援の現場では、福祉と芸術を横断したより専門的な支援が求められていることが推察できます。また、先行研究により、芸術活動を実施していない重症心身障害児施設では、指導者がいないことが一番の原因であることが分かっています。地域の障害児関連施設を対象として、芸術活動の実施状況の把握と支援を行ううえでの困りやニーズを調査しています。