BRIGHT ETHEREAL BODIES [2005-]

「鮮やかな幽体」(2005-)

インスタレーション・記録映像・写真・パフォーマンス

 人は、魂の核である「御魂」、それを包む「霊体」、そして現世での魂の衣に当たる「幽体」、そして「肉体」の4つで構成されているとされ、死亡とともに「御魂」と「霊体」が身体から抜け出し、一生が終わる。そして「幽体」、「肉体」は時間とともに朽ち果て、或は火葬され消滅する。しかし、死亡の原因によりこの世に強い執着心や未練があった場合、残された「幽体」が自然消滅せず、いわゆる幽霊となることがある。交差点で信号待ちをしている人々の足下に供えられた花は、交通事故により唐突に人生の終わりを迎えた人間がそこにいることを示す。この供養が道端に続く時間は、近親者が犠牲者の死を受け入れがたい時間に等しい。この行為は、生花のカタチを借り、その場に漂う死者の「幽体」に「御魂」「霊体」「肉体」を与え、死者の「幽体」は道端に鮮やかに存在し、私たちはその生命力に死者の生を感じるのである。

「SEINO —鮮やかな幽体展—」, ギャラリー檜B, 東京(2014.1)

 

 


【出演】
SEINO, 「SEINO —鮮やかな幽体展—」鑑賞者

【技術】
撮影・録音:中村暢彦
企画・制作・監督・構成・編集・美術:SEINO